「やりがいのある仕事」に惹かれ飛び込んだ、建築の世界
高校生のころから働いていて、卒業後もなんとなくフリーターを続ける生活をして3年。そろそろきちんとした会社に入り、事務職で働いてみようと考え行った説明会が、ワールドコーポレーションでした。正直、まったく建築の世界だとは知らずに行ったんです。でも選考を受けていく中で出会う方々がみんな気さくで、同世代が多く、まったく面接という感じもせずに、トントン拍子に進んでいきました。「本当にうちの会社でいいの?」と逆に言われてしまうくらい(笑)。でも、そのくらい気負わずに接することのできる雰囲気が、自分に合う会社だなと思いました。
一方で、振り返ってみると、地元の友人にも、職人の仕事をしている人が多かったんですよね。みんな炎天下の中働いた後なのに、地元の飲み会で会えば、いつも仕事の話を熱心にしているんです。充実しているんだなぁ、すごいなぁ、と感じていました。そういった現場で汗水流した仕事って、きっと内勤で事務職として働いているだけでは味わえないような、やりがいがある仕事なんだろうと、建設業界への興味がどんどん沸いていきました。
両親に相談した際にも、反対されるかな、と思いましたが「自分が少しでも興味を持ったのなら、やってみたら」と背中を押してもらい、入社を決めることができました。
「動いて当たり前」を実現するために、自分ができること
現在わたしは、CADオペレーターという職種で、空調や衛生(トイレの配管)の設備、電気などの設計図を作成する仕事をしています。まったくの未経験での入社だったので、初めはもちろんソフトの使い方ひとつわかりませんでした。それでも一つずつ覚え、空き時間などを活用してとにかく勉強しました。少しずつ理解をして、今では上司に「こういう手法で行ったらよいのではないか」と提案もできるようになってきました。
わたしの仕事は内装や外装とは違い、基本的には実際に入居する方の目に見えない場所を扱う仕事です。それでも、完成した建物の中に入って自分が設計した通りに、当たり前に空調が効いていたりすると、それだけでうれしくなってしまいます。
また、ひとつひとつの現場の方とのコミュニケーションも大切にしています。私たちの仕事は現場が様々変わるので、ここで会った方々と、二度と同じメンバーで一緒に働くことはないかもしれない。そう思って、一期一会の出会いを大切に、チーム一丸となって取り組むためにできることは何かを考えて、完成に向けて取り組むように心がけています。
「必死に覚える」から「極める」のステップへゆっくり進んでいきたい
目立った職歴もなく未経験だった自分が、この仕事を楽しいと思えるようになったことに、正直自分でも驚いています。分からないことだらけの世界なので、その分覚えなければいけないことにあふれていて、毎日全然飽きないんですよね。
もちろん、辛いと感じる時期もありましたし、わたしたちの仕事は「この苦労は自分しかわからないだろう」と思いがちです。そんなときは同期と食事に行ったり、本社に顔を出して、選考を担当してくださった方とおしゃべりをしたりしてストレスを発散しますね。
これまでの3年は主にCADの中でも「空調」の知識や経験が積まれてきたので、これからの3年間は「衛生」の方を極めていきたいですね。まだまだ独り立ちまでの道のりは長いですが、基礎をおろそかにせず、着実に進んでいきたいと思います。