社会のインフラを支える“土木”に特化する
建設業界に興味を持ったきっかけは、大学時代に経済学の教授から「建設業界がこれから伸びていく」と聞いたことでした。技術系の学科ではなかったですが、働いてみたいという気持ちになり、未経験でも働きながら成長できる会社を探すことにしました。
そこで当社と出会い、入社して現在8年目になります。
入社後は営業部に配属され、3年目から部下のマネジメントもするようになりました。そして、4年目の2018年に土木に特化した営業部門を立ち上げるという話があり、その部門長を任せてもらうことになりました。
建築と土木の違いは何かというと、建築はビルやマンションのように形に見えるもので、土木は道路やトンネルなどのインフラ関係を主に扱います。土木の営業部門ができた当時は、2021年の東京オリンピックに向けて建設の需要が伸び続けていました。しかし、オリンピック後には国の国土強靭化政策のもと、50年以上も前に造られたトンネルや橋、道路といったインフラの老朽化対策として土木工事の需要が伸びてくる。当社はこうした建設業界の今後を見通して、土木に特化した部門を立ち上げたわけです。
土木は将来性のある分野。技術社員、部下と一緒に自分も成長する
土木は生活に欠かせない大切な仕事です。ただ、目に見えにくいものだけに大変な部分もあります。特に新人の技術社員の場合、配属されるまでは営業の話から現場をイメージするしかありません。実際に配属されてみると、そのイメージとのギャップを感じる人もいるでしょう。そんな時、技術社員の話を聞き、時にはお客様と交渉して、不安や悩みを払拭していくことも、営業の重要な仕事です。技術社員の立場で考えることを大切にし、時には自分が盾になろうという覚悟もしています。
また、私から土木の仕事のメリットをできるだけ伝えるようにもしています。例えば、土木は 絶対的に人が足りない分野です。言い換えれば、将来にわたって安定した需要があるということです。当社は資格取得をサポートしていますから、現場経験を積みながら資格を得ていけば、自分の仕事の領域をさらに広げ、成長していくことができます。
特に、鉄道や高速道路の工事には独自の資格が必要となるため、そういった資格に挑戦していくことで、仕事の幅が広がることも土木の魅力だと思います。
また、技術社員を担当する一方で、チームの管理をしていくことも私の役割です。部下にもたくさんの契約をとってほしいという思いがありますから、部下の成長のためにはどうすればいいかと日々考えています。自分自身、会社の中で成長させてもらいましたから、今度は、自分が経験したこと、学んだことを部下にしっかりと伝え、成長を支えていきたいと思います。技術社員やチームを支えていくことが、さらに自分の成長にもつながっていると感じています。
さらなる成長のために、新たなことにも挑戦したい
今は土木の営業にやりがいを感じていますし、この先もっと大きくしていきたいという気持ちもあります。しかし、一方では新しいことにもチャレンジしてみたくもあります。当社はグループ会社が増えたり、新しい事業部ができたり、進化を続けていますが、まずは当社の中で今とは違う経験も積んでみたいです。部門長から、1つの支店を任せてもらえるようになりたいと思っています。
新型コロナウイルスによって社会は大きく変化しました。その中で影響を受けやすい業界、成長が止まった業界もあります。建設業界もコロナの影響を全く受けないとは言いませんが、絶対になくなることのない業界です。ICT化などが進んでも、やはり肝心なところには人材が必要。若いうちから建設業界で知識や経験を積み上げていくことで、将来は立派な技術者として活躍できると思います。